2011年8月19日金曜日

誰でも一度はできたことがあるトラブル

誰でも一度は経験したことがあるにきび。朝ぼらけ起きて鏡を見てにきびができていると、とても重苦しいな心理状態になるものです。
にきびとはどのような原因で、どのような過程を経てできてしまうのでしょうか。思春期にできるにきびと、大人のにきびの違い、にきび跡についても説明していきます。

にきびは、医術的には「座そう」といい、英語では「acne(アクネ)」といい、誰でも一度はできたことがあるトラブルです。毛穴の多い顔にできることが多く、背中や胸のあたりににきびができることもあります。
にきびのできる流れ

毛穴の中には、皮脂腺という皮脂を分泌するところがあります。そこから分泌された皮脂は、普段は毛穴から放出されます。しかし分泌される皮脂の量が多いと、放出が間に合わなくなります。また、表皮の角質層が厚く、硬くなっていると、毛穴がふさがってしまい、皮脂が外に出れなくなります。

皮脂が毛穴内の毛包というところにたまっていくと、それがニキビ菌のエネルギーとなり、ニキビ菌が繁殖します。またニキビ菌は空気の出入りが少ないところが大好きなので、毛穴がふさがっていると、皮脂との相乗効果でより繁殖し、ひどくなると化膿してしまいます。
皮脂の役割

にきびの原因となる皮脂は、完全な悪者というわけではありません。むしろ正常な範囲であれば、肢体を守るために必要なものなんです。皮脂線から分泌された皮脂は、毛穴から毛をたどって木の膚の表面に放出されます。

放出された皮脂は、皮脂膜と呼ばれる薄い脂の膜となって木の膚を守ります。外界からの刺激を緩和したり、木の膚の水分が蒸発するのを抑えてくれたりします。さらに紫外線を吸収してカットし、木の膚の老朽化を促進する活性酸素の量を抑えてくれます。また、ぶつけたり、擦ったりしたときに、すべらせてダメージを緩和してくれます。

多すぎるとベタついて、にきびの原因にもなる皮脂ですが、正常な範囲内であれば、逆に木の膚を守ってくれるというわけです。洗顔で皮脂をしっかり落とすのは重要ですが、あくまで余分な皮脂を落とすということです。

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